損金計上

収益物件を資産運用をしていくためには、損金についてもよく考えておく必要があります。損金とは、収入から差し引ける経費のことです。収益物件を資産運用をしていれば、賃料収入という形で収入が発生する事になります。実際に課税の対象となるのは、賃料収入から様々な費用を差し引いたものが課税の対象になります。費用を差し引くことによって収入は減少するわけですから、税金も小さくする事ができるのです。このときに差し引くことができるものを損金と呼びます。

不動産収益にかかる税金は下記のような仕組みになっています。

税金 =(不動産総収入金額 - 必要経費 = 不動産収益)x 税率

税率は、法人税と所得税率に分かれており、累進課税で高い税率を支払っているオーナーにとって、法人化することにより、税率の面からも節税効果を期待することができます。法人化することで、個人では認められなかった様々な費用が損金として計上できます。所有している物件を管理する会社を設立し、その法人化した管理会社の必要経費を損金として計上し、節税できる可能性があります。

個人で認められにくい経費

・配偶者やその他の家族の専従者としての給与
・法人化された管理会社名義の車両の減価償却費
・法人役員の損金計上できる生命保険料
・その他、法人運営に必要な諸経費