不動産のメリット・デメリット

不動産投資のメリットには以下のようなものがあります。

不動産のメリット・デメリット

■安定的な収入

入居者が確保できれば、毎月、安定収入が得られます。
不動産投資以外の金融商品で毎月収入が得られる商品はあまりありません。株式配当でも半年、または1年に1回というものがほとんどです。

■物件によっては売却益も

日本経済の成長で再び地価が上昇すれば、売却益が得られるということもあります。
また不動産価格はその不動産から得られる利益を基本として決定されるので、収益をあげることで不動産価値があがり、その結果売却益を上げる可能性もあります。

■資金調達が容易

不動産は融資を受ける際の担保になります。
自己資金が少なくても、投資する不動産およびそこから得られる収益を担保にお金を借りることが可能です。

■節税

現金や株式資産に比べ、賃貸物件の相続税評価は約5割前後です。
収益不動産を保有している方が現金、株式資産よりも相続税を大幅に軽減できます。
また、不動産から得られる家賃収入は総合課税の対象で他の所得と合算して課税されますが、減価償却費、修繕費、固定資産税、借入金利等を必要経費として、差し引くことが可能です。

■不動産を活用した事業に積極的な関与が出来る

不動産投資は、投資する不動産に関する賃貸事業経営などに、自分自身が大きく関与できる点も魅力の1つです。株式投資の場合とは大きく異なります。
不動産投資を開始しようと考えてから物件の選定、取得、賃貸事業運営、売却まで、全て自分自身の判断で行うことができます。
それぞれの場面においては不動産会社なの助言が必要となりますが、それに関するアドバイザー選定も、全て自分自身で行えます。
例えば、物件購入の際に、価格交渉が出来れば、少しでも安くその不動産物件を手に入れることが可能となる場合もあります。
その他、賃貸管理の運営についても、今の管理会社より、安価で質の良いサービスが提供する管理会社があった場合に、自身の判断で管理会社を変更することも出来ます。
自身が積極的事業に関わり、実質的な収益をアップさせることが簡単にできます。

● 不動産投資のデメリットには以下のようなものがあります。

不動産のメリット・デメリット

■空室リスク

空室期間が長引くと、予定していた賃料が得られず、投資計画に狂いが生じます。対策としては、人気のあるエリアの物件を購入する、空室保証(サブリース、一括借り上げ)の利用や入居条件の緩和する、家賃を値下げする等が必要になります。

■災害リスク

大地震や台風などの自然災害が起きた場合に建物が倒壊してしまうと、計画していた収益を得られない可能性があります。
損害保険への加入はもちろん、耐震性、防火性に優れた物件を選ぶことが必要になります。

■資産価値・売却価格下落のリスク

地価が下落することによって資産価値が低下する可能性があります。ニーズの高い人気エリアほどリスクは低くなります。綿密に行なう必要があります。

■流動性の低さ

不動産投資は株式や債券などの金融商品と違い、マーケットはそう大きくありません。つまり、現金が必要になったときに、すぐに換金できません。長期の投資スタンスで望むこと必要があります。